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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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今日の辞世の句 

夜もすがら契りしことを忘れずは恋ひむ涙の色ぞゆかしき

藤原定子の辞世の句。藤原定子は、平安時代、第66代一条天皇の皇后(号は中宮、のち皇后宮)。脩子内親王・敦康親王・媄子内親王の生母。通称は 「一条院皇后宮」。『枕草子』の作者清少納言が仕えた女性である。永祚元年(989年)父方の祖父である摂政兼家の腰結いで着裳、その時はじめて歴史の表 舞台に登場する。正暦元年(990年)1月25日、数え14歳の春に、3歳年下の一条天皇に入内し、まもなく従四位下に叙せられ、ついで女御となる。同年 10月5日、皇后に冊立され「中宮」を号した。定子は聡明な資質を持ち、和漢の才に通暁したばかりでなく、明朗快活な性格に育ったらしい。正暦4年頃から 定子の死去まで彼女に仕えた女房・清少納言が著した随筆『枕草子』は、生き生きとした筆致で、彼女の外面的・人格的両面の類稀な魅力を今日に伝えている。 従弟にあたる夫・一条天皇との仲も至極良好で、機知を愛し風雅を重んじる一条朝の宮廷の風潮は定子の功に負うところが大きい。しかし、長徳元年(995 年)4月10日、関白であった定子の父道隆が死去すると、政権は国母・東三条院詮子の介入により定子の叔父道兼、ついで道兼が急死するとその弟道長の手に 渡り、有力な後盾を失った定子の立場は危ういものとなった。さらに、翌年4月には定子の兄・内大臣伊周、弟・中納言隆家らが花山院奉射事件を起こして左遷 され(長徳の変)、当時懐妊中の定子も内裏を退出し里第二条宮に還御するが、目の前で邸に逃げ込んだ兄弟が検非違使に捕らえられることを見て、あまりの衝 撃に自ら鋏を取り落飾した。中宮定子の突然の出家は5月1日のことで、この後、同年夏に二条宮が全焼し、10月には母・貴子も没するなどの不幸が相続く 中、定子は長徳2年(996年)12月16日、第一子・脩子内親王を出産した(予定の出産に大幅に遅れ、この時、世の人は中宮が「懐妊十二月」と噂し た)。その後、長徳3年(997年)4月になって伊周らの罪は赦され、また一条天皇は誕生した第一皇女・脩子内親王との対面を望み、周囲の反対を押し退 け、同年6月、再び定子を宮中に迎え入れた。この再入内で定子は実質的に還俗し、長保元年(999年)11月7日、一条天皇の第一皇子・敦康親王を出産。 天皇の喜びは大きかったが、先に長女彰子を入内させていた道長はこのことで焦慮し、彰子の立后を謀るようになる。東三条院詮子の支持もあって、長保2年 (1000年)2月25日、女御彰子が新たに皇后に冊立され「中宮」を号し、先に「中宮」を号していた皇后定子は「皇后宮」を号させられ、史上はじめての 「一帝二后」となった。同年の暮れ、定子は第二皇女・媄子内親王を出産した直後に崩御し、生前の希望から鳥辺野の南のあたりに土葬された。陵墓は京都市東 山区今熊野泉山町にある鳥辺野陵(とりべののみささぎ)とされている。

一晩中約束したことを忘れないのは 恋しい涙の色に気品があるからです

枕草子という作品は夜に一人で読んでいると涙が出てきます。定子は賢い人だっただけに、自分達が没落していく運命だったことを、早くから悟って いたのでしょう。父が死んだ後で権力が道長へと移っていくに従って、この人の運命はどんどん悲惨なものになっていきました。定子の息子の敦康親王が、后腹の第一皇子でありながら即位できなかったのも、有力な後ろ盾がなかったからで、『大鏡』によると「世の中をおぼし嘆きて失せ給ひにき」と世を嘆いて亡くなったそうです。定子は子供が三人いましたが、媄子内親王は生来病弱で9歳にして夭折し、脩子内親王は54歳の当時としては長寿でしたが、生涯独身でしたので、定子の後裔は敦康親王の一人娘嫄子女王が後朱雀天皇との間に生んだ2人の皇女(ともに未婚)を最後に絶えました。定子は時代と権力の狭間で翻弄される人生を送った女性でしたが、この辞世の句はそのはかなげな気持ちを詠んだものなのでしょう。崩御に臨んで定子が書き残したこの歌は、『後拾遺和歌集』に哀傷巻頭歌として収められ、また鎌倉時代初めに編まれた小倉百人一首の原撰本「百人秀歌」にも採られています。
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Category: 畠山首席参謀主筆! 立戦研連載企画 《今日の辞世の句》

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