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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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ジョミニとは誰か 

今日の活動は、ジョミニ『戦争概論』講読の前提に、ジョミニとはどういう人なのか。そして彼の言う戦争論は如何なるものなのかという報告でした。

まず、ジョミニの長い軍歴について、スイス時代、フランス時代、ロシア時代の分類について、また、それぞれの時代のジョミニについての解説の後、フランス時代の話を詳しく解説。

<長い軍歴>
19才~22才〈1798-1801〉スイス時代
26才~34才〈1805-1813〉フランス時代 (ナポレオン)
34才~90才〈1813-1869〉ロシア時代 (アレクサンドル1世ニコライ1世アレクサンドル2世)


<フランス時代>
①〈1805中頃~1808中頃〉:ネイ将軍に拾われてその上級副官→皇帝側近の幕僚へ
25才のとき刊行した『大軍作戦論』(1804)の第一、二巻(→全八巻で1816年完結)がナポレオンの目に留まりその才能が認められる。

②〈1808年~1809年〉:ネイ将軍との不和
ネイ将軍の幕僚長としてスペイン遠征へ赴くが、そこでゲリラ戦という辛酸を味わう。そして、この頃、ネイ将軍と対立。

③〈1809末~1812春〉:パリで戦史編纂
いろいろネイ将軍との対立が決定的となり幕僚長を首になりパリで戦史編纂の閑職。

④〈1812春~1813春〉:再びネイ将軍の幕僚長に
モスクワ進攻作戦における後方守衛軍司令官→再びネイ将軍の幕僚長として返り咲く。


ジョミニの『戦争概論』は、1838年ジョミニ59才のときに書かれた著作で、いわば「ジョミニ兵学の総決算」ともいうべき書物です。その思想を全体的にまず解説。

(結論めいたことを大雑把に言えば、)『大軍作戦論』(1801-1816にかけて構想執筆)が全著作の大本として、後の『戦争概論』にも大きく影響し、それはフリ-ドリヒ大王戦史を基幹としており、ナポレオン用兵術はこの実演であったということ。

その後、兵力集中の原則、内線作戦有利の原則、機動による優越態勢確立の原則についての解説。

その後質疑の中で、「クラウゼヴィッツとの違い」という観点から議論が出ました。

議論が続く中で大凡焦点は、

「革命前後を通ずる戦争特質の変遷、戦略戦術の変革を、ジョミニはいかに受けとめて、その兵学思想建設に反映させたのか?その場合のクラウゼビッツとの違いは何か?」

というようなところに落ち着きました。

その後、マイケルハワードの著作の紹介、それを通して、フランス革命前後の戦争の変化についての話が出たものの、依然として、革命戦争をどう捉えるかという問題は今後の課題として残りました

CF) フランス革命後の変化
・君主の私兵的役割としての軍隊から一般民衆の徴集へ
・師団編制の導入
・銃器の進歩
・国境を巡る陣地(ポジション)戦争から戦闘第一主義の決選主義へ






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