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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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今日の辞世の句 

J'ai tué un homme pour en sauver 100 000

I killed one man to save 100,000

私は一人殺すことによって、10万人を救いました。

シャルロット・コルデーの裁判での弁明。シャルロット・コルデーはフランス革命において、ジロンド派を擁護し、ジャン=ポール・マラーを暗殺した女性である。後世、その美貌から、暗殺の天使と呼ばれた。最後は断頭台へと消えたが、その途上の彼女の儚さに恋した男性も多かったという。三大古典詩人の一人、コルネイユの子孫である貧乏貴族の娘として、ノルマンディーに生まれたが、母と死別した13歳のときに修道院に入った。読書を好み、ルソーなどを読む物静かな女性であったと言われている。特に、プルタルコスの『対比列伝』や、先祖コルネイユの著作を好んだという。やがて、革命政府により修道院が閉鎖され、シャルロットは叔母のブルトヴィユ夫人のもとに身を寄せた。革命を過激に推進するジャコバン派を嫌悪し、ジャコバン派との政争に敗れたジロンド派を支持するようになる。カーン市に滞在中、パリでの抗争に破れ逃亡してきたペティヨンやバルバルーらジロンド派議員との接触の後、フランスのためにマラーの殺害を計画した(ただし議員らにはマラーが重病の身で余命幾ばくもないことは周知の事実であり、暗殺を教唆したとは考えにくい。シャルロット自身も後の裁判で共犯者や黒幕の存在を一貫して否定しており、あくまで単独の犯行だったと考えられる)。1793年7月9日、叔母の家から、パリに単身上京した。7月13 日、人民のために門戸を常に開いていたマラーを訪ね、彼らに対して陰謀がめぐらされていると言って傍に近づいた。皮膚病を患っていたマラーは、浴槽からそれを聞いていたが、シャルロットが隠し持っていた包丁で心臓を刺され絶命する。シャルロットはその場で逮捕され、17日、革命裁判で死刑の判決を受け、その日のうちにギロチンによって処刑された。

シャルロット・コルデーは、世界の歴史にその名を残した暗殺者の中でも、最も印象に残る人物の一人です。歴史書『ジロンド党史』を書いた19世紀のロマン派の詩人アルフォンス・ド・ラマルティーヌは、彼女を称えて「暗殺の天使」と呼びました。第二帝政期になると、彼女は革命期の非道な人物であるマラー殺した、フランス救国のヒロインとみなされ、多くの絵画などに好意的に描かれました。この彼女の裁判の言葉は、多くの人にルイ十六世を処刑した時の、ロベスピエールの言葉を示唆していると思わせたそうです。コルデーは自分の信念に基づいてマラーを暗殺しましたが、当時のマラーは病気で政治の中心から離れており、また恐怖政治を実際に行っていたのはマラーではなくロベスピエールでした。マラーの暗殺は殺す相手を間違ったような印象がある上に、ロベスピエールは殺されたマラーを神格化することでジロンド派の支持を奪い、さらにジャコバン派内部での彼の地位を不動のものとしました。その結果ロベスピエールによって、さらなる粛清が強行されることとなりました。歴史に名を残した暗殺者の多くは、後世に英雄として語り継がれていますが、実際の歴史に鑑みて客観的に評価すると、事態を悪化させた例が非常に多いのもまた事実です。とはいえ彼女の美貌と信念が多くの人々に畏敬の念を抱かせたようで、死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンは回想録で彼女についてこう語っています。「彼女を見つめれば見つめるほどいっそう強く惹きつけられた。それは、たしかに彼女は美しかったが、その美しさのせいではなく、最後の最後までなぜあのように愛らしく毅然としていられるのか信じられなかったからであった。」
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Category: 畠山首席参謀主筆! 立戦研連載企画 《今日の辞世の句》

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