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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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今日の辞世の句 

To the beautiful memory of Kenneth Grahame, husband of Elspeth and father of Alastair, who passed the River on the 6 July 1932, leaving childhood and literature through him the more blest for all time.

ケネス・グレアムの美しい思い出へ、エルスペスの夫でありアラステアの父。彼は1932年7月6日に川を渡った。彼の残した幼年期と文学がいかなる時も祝福されますように。

ケネス・グレアムの墓碑銘。ケネス・グレアムはイギリス・スコットランドの小説家。ケネス・グレーアムとも表記される。ケネス・グラハムという表記も見られるが、これは誤転写である。スコットランドのエディンバラ生まれ。児童文学の名作として知られる『たのしい川べ』(The Wind in the Willows、1908年)の作者として有名。この物語はもともと、彼が息子アラステアのために執筆し、そのことで物語の主人公である「ヒキガエル屋敷のヒキガエル」のわがままぶりを親子で分かち合ったのである。グレアムは幼い頃に孤児となり、イングランドに住む祖母と共に暮らした。オックスフォードのセントエドワーズ校において彼は傑出した生徒であり、オックスフォード大学への入学を希望したが、学費の問題で許してもらえなかった。代わりに彼はイングランド銀行へ働きに出され、以後、1907年に体調を崩して退職するまでそこで働き続けた。彼の結婚は不幸せなものであった。彼の唯一の子供であった息子アラステアは生まれた時から片目が見えず、その短い生涯の間ずっと健康の問題で苦しみ続けた。アラステアはついには自殺してしまうが、父グレアムの気持ちとは無関係に、その死因は事故死と記録された。ケネス・グレアムは1932年、イングランドのバークシャーのパングボーン(Pangbourne)で没し、オックスフォードのホーリーウェル共同墓地に埋葬された。現在、彼の墓のそばにはアメリカのSF作家ジェイムズ・ブリッシュの墓がある。

ケネス・グレアムは五歳のときに母を亡くし、父親は四人の子を捨てて家を出たために、孤児になって祖母の家で育てられるというつらい子供時代を過しました。その後も学業・運動ともに最優秀の成績をあげたのに、親類の反対により進学を断念するなど不運が続き、四十歳で結婚しましたが結婚生活は夫人の性格ゆえにかなり不幸で、最後には息子のアラステアが自殺してしまいました。ケネス・グレアムの作品の中で最も有名なのは、『たのしい川べ』でしょう。この作品は、四歳になったアラステアのために毎晩聞かせていたお話が元になっています。アラステアが旅行した時、グレアムはせがまれて話の続きを手紙に書いて送っていました。偶然その手紙を見た知人の女性がグレアムにその物語を本にして出版するようにすすめ、イギリス児童文学を代表する不朽の名作『たのしい川べ』は、出版されることになりました。この作品は個性の強い4匹の動物(モグラ、ミズハタネズミ、ヒキガエル、アナグマ)による、緩急の付けられたミステリー、冒険、道徳、友情の入り交じった物語です。この物語はイギリス階級社会の風刺とされ、登場する4匹の動物は当時の階級を代表するように、川に住むものは上流階級、森に住む者は下流階級と考えられています。ヒキガエルのトードは上流階級、ミズハタネズミとアナグマは中流階級、そしてモグラは下流階級というように見なされます。『たのしい川べ』はディズニーでは『イカボードとトード氏』というタイトルで、日本では『楽しいウイロータウン』というタイトルでアニメ化されています。また本作を原作とする人形劇『カエルのぼうけん』の主人公ケロヨンは大変人気があります。グレアムの墓碑銘は彼のいとこである、『ゼンダ城の虜』の作者として有名な、作家のアンソニー・ホープによって書かれました。グレアムはつらい幼少期を送った人でしたが、彼の残した作品はこれからも時代を超えて祝福されていくでしょう。
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Category: 畠山首席参謀主筆! 立戦研連載企画 《今日の辞世の句》

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