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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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今日の辞世の句 

Pfui Teufel!

おえっ、悪魔!

カール・クラウスの最期の言葉。カール・クラウスはオーストリアの作家・ジャーナリスト。モラヴィア出身のユダヤ人。ウィーン世紀末文化の代表者。 1899年、闘争的な評論雑誌「Die Fackel (火(「炬火」とも))」を創刊、編集を行う。同誌は1912年以降はクラウスの個人誌となり、彼が亡くなる1936年まで中断を挟みつつも刊行が続けられた。権力や社会、文化に対する辛辣な批判と笑いによって、当時のウィーンに大きなインパクトを与えたとされる。風刺的な時代批判を含む詩・随筆などは、厭世観を示すともいわれる。1922年刊行の戯曲『人類最後の日々』は第一次大戦をドキュメンタリー風に再現したもので、現代政治劇の先駆的作品の一つとなった。

カール・クラウスは非商業的な自主メディアである個人雑誌や「文芸劇場」と自称された一人芝居的な朗読会を通じて、社会、文化に対する批判を行いました。彼が主な諷刺対象は政治や文化だけでなく、新聞やマスメディアも対象とされていましたが、これは当時としては珍しいことでした。例えば彼は『黒魔術による世界の没落』という本を書いていますが、ここでいう「黒魔術」とは、印刷用黒インクによるジャーナリズムの所業のことです。クラウスの姿勢や言論は、ベンヤミンやヴィトゲンシュタイン、アドルノをはじめとする広い範囲の思想家・表現者たちに影響を及ぼしました。彼の代表作は新聞記事の引用から成る反戦戯曲『人類最期の日々』、生前は封印されたナチズム諷刺『第三のワルプルギスの夜』、言語論の集成である『言葉』などです。クラウスの大きな特徴として、彼が卓抜したユーモアの持ち主だったことが挙げられます。クラウスは世紀末のウィーンで黄禍論を批判したり、第一次世界大戦中に当時としては例外的に反戦論を唱えたりと、時代のはるかに先を行く言論を、辛辣な言葉と笑いをもって果敢に行いました。クラウスは『第三のワルプルギスの夜』において、襲来するナチズムを悪魔の支配に例えて批判しましたが、彼の最期の言葉から察すると、死を前にした彼の元にメフィストがやってきたのでしょうか。
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Category: 畠山首席参謀主筆! 立戦研連載企画 《今日の辞世の句》

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