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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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今日の辞世の句 

I'm a fucking doctor.

私はクソ医者だ。

ロナルド・D・レインの最期の言葉。ロナルド・D・レイン(1927年10月7日 - 1989年8月23日)はイギリスの精神科医、思想家。1950年代末から1960年代にかけて、統合失調症(旧名「精神分裂病」)の患者を入院治療によって隔離・回復させようという当時の主流の精神医学に対し、むしろ地域に解放し、地域の側の認識を変容させることで治癒させることをめざす「反精神医学、anti-psychiatry」運動を提唱・展開し、デヴィッド・クーパーとともに同運動の主導者とみなされている。この運動はまた、のちの家族療法や、『アンチ・オイディプス』などを書いたフェリックス・ガタリ、ジル・ドゥルーズなどにも影響を与えた。また、当時活発であった実存主義の哲学者サルトルらとの交流も深く、それまでの精神科医の多くと異なり、患者の病的行動から、患者の実存的境地を理解しようと努めたところが特筆的である。

レインは精神科医でありながら、反精神医学を主張した人です。反精神医学は伝統的な精神医学とは社会的逸脱にある種の精神病というラベルを付与する<社会統制(social control)>の一形態であるとし、異常とみなされた人々の強制入院は基本的人権の侵害であるとしました。彼は狂気がアサイラム(閉鎖病棟 )の必要性を産み出すのではなく、アサイラムが狂人の必要性を産み出すとし、資本主義社会の閉鎖性が狂気を生み出していると主張しました。これは1972年に哲学者ジル・ドゥルーズと精神科医フェリックス・ガタリによって発表された『アンチ・オイディプス』へと引き継がれました。反精神医学の根本的提案は、既存のアサイラムと精神病棟を閉鎖して、<地域医療(community medicine)>を選好することであり、この運動にはアメリカのトーマス・サス、フランスのミシェル・フーコーらが参画しました。レインの著書で最も有名なのは、28歳のときに書かれた『ひき裂かれた自己』でしょう。この著書の序文で、レインは「私が本書の中で何よりも伝えたいと思ったことは、精神病と診断された人を理解することは一般に考えられているよりはるかに可能だ、ということであった」と述べましたが、これは当時の正常と異常を峻別する精神医学においては画期的な主張でした。レインは、新しい精神医学者として、また思想家としてフーコー、クーパーと共に世界的な脚光を浴びることになりました。レインは実存主義哲学に影響を受け、人間を中心とした新しい精神医学を切り開きましたが、その思想的傾向により政治的には新左翼の思想家だと思われていました。レインの最期は友人ととテニスをしている時に、心臓発作により61歳で亡くなりました。レインの最期の言葉は、正に彼らしいものでした。
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Category: 畠山首席参謀主筆! 立戦研連載企画 《今日の辞世の句》

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