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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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今日の辞世の句 

"I come, I come, why dost thou call for me?"

いま行くところだ! どうして私を呼びたてるのか!

ゼノン (ストア派)の最期の言葉。ゼノンは、キプロス島キティオン出身の哲学者でストア派の創始者。ゼノン (エレア派)とは別人物。商人の息子に生まれ、成人して自らも商人となり中年期に至るまで商業に携わっていたという。彼が22歳の時に乗っていた船が難破 してアテナイにたどり着き、偶然立ち寄った本屋でクセノフォンの『ソクラテスの思い出』に感銘を受けた。本屋の主人に教えられるまま、キュニコス派のクラテスについて同地で哲学を学んだ。キュニコス派やアカデメイア派の影響を受ける中で、彼自身の思想を確立するようになる。 最終的に彼はアテナイの彩色柱廊(ストア・ポイキレ)で彼の思想の講義を始めることになるが、この場所の名前から彼に始まる学派をストア派と呼ぶことに なった。彼が展開した思想は、資料が断片的にしか残存していないために、総合的な理解は困難となっている。しかし、自然学、論理学、倫理学という哲学の三 分法を設定したこと、快や不快に対して心を奪われないことによって心の平穏が獲得できるという、ストア派倫理学の基本軸を設定したことは、彼に起源を見る ことが妥当だと考えられている。最期はある日、学園から帰途につく際に転倒しつま先の骨を折ってしまったが、ストア派の思想に従い、高齢である自分にとってはもう死ぬことが適当だろうと考え、上記の言葉を言って、自ら息を止めて死んでいったという。

ストア学派はストイックという言葉の語源になるほど、克己禁欲主義・厳粛主義な哲学派でした。ゼノン自身がどのような人だったのかは、はっきりと は分かりませんが、かなり厳格な人だったのでしょう。死に対しても恐れているという素振りを見せず、あえて自ら向かっていくあたりは、強固な人格を感じさせます。ストア学派はヘレニズム哲学の一学派で、自然に従って高潔な生活を送ることで、心の安定を獲得し平和を実現することに重点を置きました。例えば、破壊的な衝動は判断の誤りから生まれるが、知者すなわち「道徳的・知的に完全」な人はこの種の衝動に苛まされることはない、とされています。ストア派が関心を抱いていたのは、宇宙論的決定論と人間の自由意思との関係や、自然と一致する意志(プロハイレーシスと呼ばれる)を維持することが道徳的なことであり、ストア派は自らの哲学を生活の方法として表し、個々人の哲学を最もよく示すものは発言内容よりも行動内容であると考えました。ストア派なる名前は、ゼノンがアテナイのアゴラ北面の彩色柱廊(ストア・ポイキレ)で教授していたことにちなみます。残念ながらゼノンの著述は、どれも後の作家によって保存されていた、断片的な引用としての場合以外は残存していません。
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Category: 畠山首席参謀主筆! 立戦研連載企画 《今日の辞世の句》

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