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新・立命館大学戦史研究所

立命館大学の登録団体である立命館大学戦史研究所の公式ブログ。戦史研の活動再開とともに復活!

 

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今日の辞世の句 

国家に仇をなすあなたこそ、反乱の首謀者である

ゼノン (エレア派)の最期の言葉。エレアのゼノンは古代ギリシアの自然哲学者で、南イタリアの小都市エレアの人。ゼノンのパラドックスを唱えたことで有名。ゼノン (ストア派)とは別人物。テレウタゴラスの子として生まれたが、養子縁組によって哲学者パルメニデスの子となった。それより生涯、パルメニデスの弟子であ り、同時に愛人でもあったという。エレアを愛していたため、学問の中心であるアテナイには移住せず、生涯を祖国で過ごした。プラトンの対話篇『パルメニデ ス』に、師パルメニデスやソクラテスと一緒に登場させられた。ソクラテスやペリクレスもゼノンの講義を聴いたことがあるとされている。そのほか、プラトン は、ギリシア神話の知将パラメーデースになぞえらえて、彼を「エレアのパラメーデース」として言及した。また、アリストテレスによって「弁証法、問答法(dialektike)」の創始者と呼ばれた。彼の論法は、もし存在が多であるならば、それは有限であると共に無限であるというような矛盾した結論を、相手方の主張を前提とすることから導き出して、これを反駁するところに特色がある。これらの論証は、パルメニデスの唯一不動の存在の考えを弁護する立場か らなされている。この一と多の関係についての議論のなかから、有名なゼノンのパラドックスが提示された。運動不可能を論じた〈アキレウスと亀〉〈飛ぶ矢は 動かず〉等の論証は有名だが、特に前者はパルメニデスのものであるとも言われる。「実在するものが世界のすべてであり、変化も運動も存在しない」。これこそゼノンがパルメニデスから継承した命題であり、レウキッポスに影響を与えた。ゼノンの最期は政治活動家として命を落とした。そのころエレアを支配していた僭主ネ アルコス(一説によればディオメドン)を打倒しようとしてかえって捕まえられ、刑死させられたという。一説によれば、同志や武器の輸送について尋問されたときに、僭主に猜疑心を起こそうと謀って、同志として僭主の友人の名を挙げた。その後、さらに打ち明け話があるふりをして僭主に近づき、その耳(あるいは鼻)に噛みついて、刺し殺されるまで離さなかった。また別の一説によれば、他に共犯者がいるかとの僭主の問いに対して「国家に仇をなすあなたこそ、反乱の 首謀者である」と言い放ち、自分の舌を噛み切って相手に吐きかけた。そこで市民たちは奮い立って、僭主に石を投げつけて殺してしまった。また別の一説 によれば、ゼノンは石臼の中に投げ込まれて打ち殺された。

エレア派のゼノンはゼノンのパラドックスで有名です。エレアのゼノンの最期は謎めいた彼の伝説の通り、はっきりとしていません。よって最期の言葉も上にあげたもの以外に、拷問によって殺される前に 「君たちの卑怯にはあきれるよ、もし君たちが、いまぼくが耐え忍んでいることを恐れるがゆえに、いつまでも僭主の奴隷になっているのならだよ」と言って、舌を噛み切って僭主に向かって投げつけたという説もあります。残念ながらゼノンの著作は完全なかたちでは現存していませんが、何にせよかなり政治に対しては激しい意見の持ち主だったようです。エレア派は感覚的な経験の認識論的な妥当性を拒絶し、論理的な明快さと必然性を、真実性の基準とみなしており、かの有名なゼノンのパラドックスはパルメニデスの「感覚は全て疑わしいものである」こと、特に「一があるのであって多があるのではない、多があるとすれば運動は不可能である」という学説を、ピタゴラス学派の多を主張する立場を批判して唱えたものでした。ゼノンのパラドックスは「それらが導く結論はいかにも非現実的であるにもかかわらず、結論を導く論証過程自体は正しそうに見える」点に意味があるのですが、ゼノンの意図としては、「世界が不可分な要素的な点やアトムからなる」という前提から「運動が不可能となる」という帰結を導き出すことで、運動が可能であるという現実との矛盾を示そうとした、一種の背理法でした。その場合「運動自体を否定しよう」というつもりはそもそもゼノンにはなく「否定されるべきはむしろ、そのような非現実的な結論を導く際に前提としてはたらいていた考え方にある」というのがゼノンの考えでした。ゼノンの最期についてはパルメニデスが書き残していますが、残念ながらはっきりとしたことまでは分かりませんでした。
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Category: 畠山首席参謀主筆! 立戦研連載企画 《今日の辞世の句》

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